禁煙支援で使用されるチャンピックスにかかる費用

特定保健指導は、内臓脂肪型肥満に高血圧・高血糖・脂質異常症の内で二つ以上を合併した状態であるメタボリックシンドロームの早期発見を目的とした健診を40歳から75歳未満の医療保険加入者に対して行い、その結果メタボリックシンドローム、あるいはその予備群と判定された人に保健指導を実施することを義務付けるという内容で、平成20年の4月から新たにスタートした医療制度です。

特定保健指導は、従来の一方的な保健指導とは異なっており、生活習慣の改善のために立てた目標に向かって努力する人をサポートするということを重視しています。ただし、これはメタボリックシンドロームに対してであり、同時に行う禁煙支援においては禁煙補助薬チャンピックスの処方など、さらに具体的なアプローチが行われています。

喫煙は、メタボリックシンドロームや糖尿病を発症させるリスクを高める上に、動脈硬化性疾患の独立した原因にもなります。他にも肺がんや喉頭がんなどの原因でもあり、まさに万病のもとというべき存在です。このために、特定保健指導では、メタボリックシンドロームの有無にかかわらず禁煙支援を実施するとしています。

チャンピックスは、タバコに含まれているニコチンが作用する脳内のアセチルコリン受容体と結合することにより、少量のドーパミンを放出させるという内容の治療薬です。これにより、タバコを吸わなくても我慢できる上に、吸った時に気持ち良さを感じなくなります。既に厚生労働省にも承認されており、スタートから12週間までは健康保険が適用されます。このために、チャンピックスの費用は保険診療となるので、3割負担での合計費用は19000円、1割負担での合計費用は6400円となります。